ホメオパシーは約300年前にドイツの医師により考案された代替療法の一つです。
自然界にある原料(植物、動物、鉱物)からつくられたレメディとよばれる治療薬を用いて治療します。
*ただし、日本においてはレメディは法的には医薬品としては扱われず、健康食品などと同様の”食品”として扱われています。
日本では正式な医療としては認められていませんが、諸外国(イギリス、ドイツ、フランス、インド他80カ国以上)で用いられています。発祥国のドイツでは、家庭医全体の75%がホメオパシー薬を処方しており、日本における漢方のような存在です。漢方もホメオパシーも自然にあるもの(草花や鉱物など)を利用して心身にはたらきかける作用のある薬をつくって服用する、という点で、類似した医療といえます。
治療における実際的な違いをいうと、漢方薬には独特の風味や香りがある一方、ホメオパシーの薬(レメディと呼ばれます)にはほとんど味はありません。砂糖玉をなめる感じになりますので、薬の苦味や風味が苦手な人でも摂取しやすいというメリットがあります。また、服用回数も漢方に比べると少なくすむことが多いため、多少なりとも根気を要する漢方治療では続けるのが辛いという人にも向いているかもしれません。難点としては、まだまだ日本においては知名度も低く、また東洋医学と比すると歴史も浅いため、個人個人に適したレメディを選ぶ診断方法も、漢方に比べると発展途上という面があるかと個人的には思っています。
現時点では日本国内においてはホメオパシー治療を行うことに法規制がなく、医療国家資格がなくとも行える状態になっています。ホメオパシーのレメディそのものには大きな危険性はありませんが、使い方や西洋医学とのつきあいかたにおいてバランスが悪いと、危険を伴う可能性があります。
当クリニックでは、医師、歯科医師、薬剤師のみで構成された日本メディカルホメオパシー学会の会員、認定医である院長が、西洋医学でできることできないことを踏まえ、また、お一人お一人にとってのメリットデメリットを考え、ご本人とよく相談した上で受けていただきますので、安心して受けていただけます。
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