· 

キラキラ

こんなご時世ですが、偶然だったりZoomだったりメールだったりで昔馴染みの人と話をする機会があります。

 

人の繋がりの貴重さが身に沁みます。

趣味や嗜好、志向を同じうする友人や同志の存在はダイヤモンドどころでない価値がある気がしています。

 

このつながりのほどほどさが、人生にすごく重要だなと思っています。

 

よくあるのが、繋がりが濃すぎてしんどくなること。自分以外の人が自分のために120%動いてくれることはないのですが、ついつい期待してしまう。お互いに不幸感が出ます。

 

逆に、実は心の中でいい感じで繋がっているのにそうでない気がして不幸感が出てしまうことも多い気がします。

 

最近私は、どんな薄い関係だった人でも、何なら嫌いで仕方がなかった人さえ、自分に何らかの影響を及ぼしてくれていたら、「ありがたや」と思えてきました。(多分年のせいです)

 

地味にいじめてくれた人とかも、私に「ひっそりいじめとは何か」を教えてくれた気がするし、派手にいじめてくれた人は、私に「ガンジー的に対応するのが効果的」と(結果的に)教えてくれました。

 

ツッコミどころ満載でなかなかのえげつなさだった身内も、物理的に遠く離れてしまえば、「身をもってしてその生き方のユニークさ」を教えてくれたなあと。

 

一方、離島で数時間だけ話をした人が与えてくれた価値観を、ずっと今も心の中に温めてあったりもします。

 

どんな人の人生も、いい画角でいい音楽をつければ映画化できる気がしていて、自分の、なんてことないけど自分的にはやや波乱万丈だった人生も、ミニシアター系の映画的なストーリーに仕立てられるかもしれない。自分が出会ったいろんなキャラの濃い人をたくさん登場させて。

 

花は近くで見る方が綺麗でキラキラしていますが、太陽は遠目に間接的に見る方がいいかもですね。時間や距離といった物理的距離をとった上でなら、多くのものがキラキラして見えるもんです。

 

というか、ちょっと無理めに思えてもキラキラさせることは可能なのかも。BGMと、切り取り方次第で。「BGMと切り取り方」が大事ですね。