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コンロンカ

 

所用からの帰り際、こんな面白い形態のお花をお見かけし、一枚撮らせていただきました。

 

黄色い花と、白い萼、で例のごとく検索いたしまして、コンロンカというものと推測されました。

 

コンロンカとはまたかわいいお名前ですが、漢字にすると崑崙花、

口頭で説明するのはなかなか難しめの漢字です。

 

崑崙とはなんぞや、どこかできいたことあるようなないような固有名詞だなと思ったら、

崑崙山、仙人の住むので有名な山。

白い萼を、その山に積もる雪に見立てたネーミングだそうで。かっこいー

 

アカネ科の中の、サンタンカ亜科所属、ってことでコーヒーの木のお仲間のようです。

 

コーヒーの花、旅先で見たことがあるのですが、可憐で白くて、キレイなんですよねえ。コンロンカも、その色違いという感じ。白と黄色のコンビネーション、可愛いー

 

てなことをカタカタ検索して、わあ、YOU、友達(コーヒー)の友達(コンロンカ)だったんだね!って喜んだりしているうちに、日が暮れていきます。

 

崑崙山にお住まいという仙人たちについても知りたいことだらけ。実はこの人(神)たちに関連した神仙思想は、東洋医学の源流でもあるのですよねえ…

 

私事ではありますが、その昔、若かりし頃、道教やら神仙思想やらに興味を持ちつつも、西洋医学やらんと始まらん環境だったので、そこは封印して長らく放置していたという経緯があります。西洋医学と東洋思想を同時に同じテンションで学ぶのは、なかなかに難しいことと思います。(というか、無理でした)

 

今思うと、両方を順次、それなりに勉強して比較したりするのはすごく面白い経験でした。

 

 

思い出の地である大学構内からの帰り道、そんな何十年かの間の流れを振り返って感慨に耽りました。

 

備忘用:学名 Mussaenda parviflora